『領収書ゲーム!』ルール・遊び方例

入っているもの

 

領収書カード 30枚

職業カード 30枚 +予備カード3枚

イベントカード 9枚

商店街カード 8枚(白猫商店街4枚+黒猫商店街4枚)

 

 

準備

 

1

商店街カードを参加者が2つに分かれるような枚数用意します

例:4人だったらA商店街2枚+B商店街2枚、5人だったらA商店街3枚+B商店街2枚など

2

商店街カードを裏にして配ります

ゲーム終了まで裏にしておきます

3

全ての領収書カードを、領収書面を上にして場に並べます。

百人一首やかるたみたいな感じです

4

その中心に、職業カードの裏面を上にして束にして置きます。

5

イベントカードのうち、大晦日カード(ゲームが終了になるカード)を職業カードの束の中に挟みます。

早めに終わらせたい場合は上の方に挟みましょう。

 

 

遊び方

 

1

じゃんけんで勝った人が、最初にカードを引くプレイヤーになります。

(その後、時計回りに進みます)

2

職業カードを引きます。

3

職業カードを引いたプレイヤーは、場に出ている領収書のうち、好きな領収書を選び(枚数の制限はありません)、それがその職業にとってどういう経費なのかを説明します。

 

※すべての領収書を同じ出来事の中で使わなくてはいけません。

 

 

※イベントカード

職業カードの中には、各種イベントカードがランダムに入っています。

(もし続けてイベントカードが出た場合は最後に引いたイベントカードが優先されます)

 

①リアル領収書カード

財布の中にある本物のレシート・領収書を使って説明します。枚数制限はありません。このカードを引いたプレイヤーがリアル領収書を持っていない場合は、他のプレイヤーから借りることができます。(職業カードをもう1回引いて職業を決めます)

 

②季節系イベントカード(お正月・お花見・夏祭り・ハロウィン・クリスマス)

そのイベントに関連した内容で領収書を説明します。(職業カードをもう1回引いて職業を決めます)

 

③リバースカード

カードを引く順が逆まわりになります。引いた人は、今回の職業カードも引けません。

 

④ヘッドハンティングカード

他のプレイヤーが獲得した職業カードを使って説明します。まだない場合は職業カードをもう1回ひきます。この説明で承認された場合、説明したプレイヤーはもともと持っていたプレイヤーから職業カードを奪うことができます。

 

⑤大晦日カード 

1年が終わりゲーム終了になります。

4

他のプレイヤーは、その内容について、質問をすることができます。

(質問の数は合計3問までを目安とします)

5

説明が終わった後、職業カードを引いたプレイヤーは

 

「これは経費になりますか?」と場に問いかけます。

6

他のプレイヤーは、それが経費OKの場合は「承認」、経費NGの場合は「却下」をジェスチャーで示します。その結果、多数決で「承認」か「却下」が決まります。

 

※参加者が偶数の場合は本人を含めず、参加者が奇数の場合は本人を含めて行います。

※領収書が複数枚の場合、一部だけではなく、トータルでジャッジします。

7

承認の場合は「職業カード」「領収書カード」を説明したプレイヤーが獲得できます。

却下だった場合は「職業カード」「領収書カード」ともに捨て札となりますので、横に並べておきましょう。

8

次のプレイヤーが職業カードを引きます。



勝敗

 

1

場に出ている領収書カードがなくなった時、あるいは、途中で「大晦日カード」が出た時点でゲームは終了になります。

2

各プレイヤーが手元に獲得したカードのポイントを数えます。職業カードは1枚3ポイント、領収書カードは★(※実際は猫のマーク)の数で1~3ポイントになっていますのでその合計点を出します。

3

最初に配っていた商店街カードを表にします。その結果、同じ商店街だった各プレイヤーの点数を合計し、点数が多かった商店街の勝利になります。

 

※同点になった場合は、領収書の枚数の多さで競います。

※参加者が奇数の場合は、合計点を商店街の人数で割り、1人当たりの平均数で競います。



さらなる楽しみかた

 

1

 職業カード予備を使う

職業カードはもともと30種類入っていますが、ここにない職業や、プレイヤ―の現実の職業を入れることができます。マジックやボールペンで書いても良いですが、色々な職業を繰り返し使いたい場合は、付箋などに書いてカードに貼って使いましょう。

2

 職業カードを固定する

ある特定の職業に限定してゲームを楽しむこともできます。

3

 判定を厳しくする

基本ルールでは判定を多数決で行っていますが、一人でも「却下」が出たらダメにすることで、より経費性説明の難易度を上げることもできます。

 

【注意点】

 

★現実の世界では、事業と関係ある支出だけを経費にしましょう。

※実際には事業と関係ない支出を経費にできることはできません。

 税務署へ嘘の言い訳を考える脱税思考を鍛えるゲームではありません。

 

★領収書カードは出来るだけシンプルにするために色々割愛しています。例えば5万円以上の領収書ですと原則的には収入印紙が貼られている必要があります。

 

★本ゲームは税理士が監修していますが、本ゲームの内容を元に経理・申告をしたことによる不利益が発生した場合でも、作者はその責任を負いかねますので予めご了承ください。

 

 

【例】4人でプレイの場合

 

【例1】
手番プレイヤーが引いた職業カードは「漫画家」でした。
このプレイヤーは場に出ている領収書カードの中で「アプリ課金代」「コンクリートブロック」を選び、使い道を説明しました。

 

「私は漫画家です。あるゲームアプリをモチーフにした作品を制作しているので、そのアプリ課金代は取材のために必要です。また、そのゲームの中でコンクリートブロックを破壊することが印象的なシーンになっており、リアルな描写をするために、コンクリートブロックを購入したのです。」


他のプレイヤーからは「コンクリートブロックは別に買わなくても描けるのでは」「邪魔になるのでは」という質問が出ましたが、手順のプレイヤーは「枕にもできる」などと少しちぐはぐな回答をしました。

その後、手順プレイヤーが「この領収書、経費になりますか?」と聞いた結果、他のプレイヤー(3人)のうち、1人が承認、2人が却下になり、手順のプレイヤーは領収書カードと職業カードの獲得に失敗しました。

(ミニ解説)
今回のケースでは、アプリ課金代はおそらく皆が経費性を納得できたのですがコンクリートブロックと事業の関係性が薄い…というのが却下になった理由ではないでしょうか。
※このゲーム上では、使った領収書カード全部をセットで判定しますので、一つでも怪しい場合、却下になってしまいます。気を付けましょう。

 



【例2】
手番プレイヤーが引いた職業カードは「モノマネ師」でした。
このプレイヤーは場に出ている領収書カードの中で「歯のホワイトニング」「つけひげ」を選び、
使い道を説明し始めました。


「私はモノマネ師です。口の形をモノマネする芸に力を入れており、口元のアップなどもあるのでホワイトニングは欠かせません。また、ひげの形も重要な要素なのでつけひげもたくさん必要です」

 

他のプレイヤーからは「具体的に誰のモノマネをするのか」「モノマネを見せてほしい」という質問が出て、手順のプレイヤーはフレディ・マーキュリーの口元のモノマネをしたところ、

その完成度高めの雰囲気に盛大な拍手が巻き起こりました。その後、手順プレイヤーが「この領収書、経費になりますか?」と聞いた結果、他のプレイヤー(3人)は全員承認、手順のプレイヤーは領収書カードと職業カードの獲得に成功しました。

(ミニ解説)
今回のケースでは、領収書のストーリーがその場で作った適当な話ではなく、信憑性が高い話であることがきちんと伝えられたのが承認になった理由ではないでしょうか。
※このゲーム上では、実際の職業や領収書ではないので、どうしてもその場で話を作る形になってしまいますが、あくまでそれは経費性の思考回路を養うためです。現実の世界では嘘の説明は認められませんので気を付けましょう。

 

 

 

上記をYoutubeで解説している動画もあるので是非ご覧ください♪